ジェロオフィシャルウェブサイト
バイオグラフィー
日本人である祖母の影響を受け、幼少より演歌を聴き始める。
そして、大好きな祖母を喜ばせる為に自分でも演歌を歌い始めるうちに、

自分自身が演歌の虜となる。
その後、名門ピッツバーグ大学に進学し、情報科学を専攻。優秀な成績を収め、
コンピュータエンジニアとして周囲から将来を嘱望される。
だが、その一方で演歌の魅力にますますとりつかれ、ついに2003年、 演歌歌手になる為に来日。来日して2ヵ月後にはNHKのど自慢に出場し、いきなり合格。


その後、コンピュータエンジニアとして仕事をする一方で、各地のカラオケ大会で数々の優勝・準優勝を獲得。アマチュア演歌歌手として精力的に活動を続けているところを、ビクターエンタテインメントがスカウト。2年に及ぶボーカルトレーニングを経て、 2008年2月シングル「海雪」でビクターエンタテインメントよりデビュー。
オリコン総合シングルチャートでの初登場第4位は、演歌・歌謡曲の新人ソロ歌手として 史上初のベスト10入りを果たすとともに過去最高位を記録。
その後も数々の記録を塗り替えている。
そして、「ベストヒット歌謡祭」「日本有線大賞」「日本レコード大賞」という音楽賞のすべてにおいて最優秀新人賞を獲得するとともに、念願の「紅白歌合戦」への初出場を果たした。

一聴しただけでは日本人としか思えないその歌声は、
初めて聴いた者すべてを驚愕させる。


「ジェロのこと」
 
本当の衝撃に出会うと、人は驚くよりもまず笑ってしまうものだ。
初めてジェロの歌を聴いた時、私は笑った。
その、こぶしの効いた本格的な演歌は、
誰が見てもHIPHOPアーティストとしか思えない外見の
若者から出てくるはずのない歌声だった。
信じられない思いで、私はジェロの歌を聴いた。
 
R&BやHIPHOPも好きだが、歌うのは演歌オンリーだという。
こりゃ相当変わってる。
 
だけど、いつの時代も、変わってる奴が世の中の流れを変えて来た。
アメリカから来た変わった奴が、日本の音楽を変えるかも知れない。
そうなった時、私はあらためて大笑いしたいと思う。

放送作家・倉本美津留